子どもたちが見た「月の都」の魅力
さらしなルネサンスは、ことしで3回目となる「おもしろさらしな写真コンテスト ひと言そえて」の表彰式を11月3日、千曲市戸倉創造館で行いました。今回は、千曲市出身の現代アーティスト越ちひろさんの審査による「越ちひろ特別賞」を加え、表彰作品の数は全部で19。それぞれの写真と添えられた言葉、そして審査評を当会のHPの次のページに掲載しました。
http://sarashina-r.com/event/(表彰式と合わせて行った越さんの講演会については別に報告します)
このコンテストは、「月の都」千曲市の風景の魅力を、子どもたちの写真と言葉によって表現してもおうと2021年から始めたもの。ことしの応募総数は、これまでで最多の約250。作品の特徴は、千曲市の空を映したものが多いことです。太陽の光り、月、雲、山並み…。みなさんよく空を見上げてくれました。そえられた調べの良い言葉と、すてきに奏で合っています。写真と言葉で大きな広い視野を持つことができたのではないでしょうか。心もすがすがしくなって躍動したと思います。
ことしは千曲市というまちが誕生して20年という節目の年。さらしなルネサンスでは、その千曲市が「月の都」として日本遺産になったことを合わせて記念して、今回のコンテストには「冠着山と月」の写真部門を加えました。千曲市が日本遺産「月の都」になるときに、大きな役割を果たしたのが「さらしなの里」のシンボル冠着山にかかる月だったからです。しかし、そうした月は夜が遅くならないとなかなか見ることができないため、撮影は難しかったようです。
応募作品が少なかったため、小学校と中学校のそれぞれの部門に応募のあった作品の中から、月を撮影した作品を取り出し、「月の風景部門」として、審査表彰することにしました。すてきな月の都の月が集まっています。ポスターにも最優秀と優秀計3点が大きく載っています。入賞作品と全応募作品を11月23日正午ごろまで戸倉創造館で展示。過去のポスターなども置いていますので、ご希望の方はお持ち帰りください。
なお、このコンテストは今回で終了です。なかなか気づけない「月の都」千曲市の風景の魅力を写真と言葉で表現してもらう、それも千曲市の将来を担う子どもたちにーという当初のわたしたちの狙いは一つの到達点に来たと判断しました。今後は「月の都」の魅力を表現してもらう別の企画を計画しています。決まりましたら、またお知らせします。(大谷善邦)