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月の都のアーティスト 創作の秘密明らかに

さらしなルネサンスが11月3日千曲市戸倉創造館で開催した第3回おもしろさらしな写真コンテスト表彰式では、千曲市出身の現代アーティスト越ちひろさんに講演をお願いしました。越さんに1点を選んで特別賞を贈呈してもらった後、約1時間、「夢を描くこと、夢を叶えること –自分らしい絵を描くヒント」というタイトルでお話をしてもらいました。

越さんは、独自の色彩とその表現方法が放つ質感で、世代を超えたファンを獲得しています。千曲市の循環バスの装飾(ラッピング)も越さんが手がけたものです。飲食店や病院の壁や内装といった、人々が行き来したり集まったりする場にいくつもの作品を描き、暮らしの中にアートがあることを伝えています。

アートは美術館の中だけのものではなく、わたしたちの身近なところにあること、そのことを美術館の外で、見に来た人たちも巻き込んで大きな作品を手掛けるようになった経緯や思いをたっぷり話しました。これまでに手掛けた作品を大きなスライドでいくつも見せてくれました。スライドの最後は、ことし2月から3月にかけて、世界最貧国ともいわれるバングラディッシュのスラム街に通い、スラム街の壁に子どもたちと一緒に色とりどりの花を描いた大きな壁画。わたしたちの世界はたくさんの色でできていることをスラムの子たちも感じていることでしょう。

さらしなルネサンスでは、ひと言を添えて魅力的な千曲市の風景を写真に収めることもアートだと思って、このコンテストを開催してきました。3回目のことしは、そのアートについてご自分の体験や思索をもとに越さんにたっぷりお話ししてもらおうと考えました。ぴったりの講演会でした。

越さんの講演は、さらしなルネサンスのYOUTUBEチャンネルにアップし、公開する予定です。あらためて、お知らせします。(大谷善邦)

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