1. HOME
  2. 投稿
  3. ブログ
  4. 全国に「さらしなの里」の魅力拡散

全国に「さらしなの里」の魅力拡散

8月8日から3日間、千曲市の戸倉上山田温泉で開かれた数学教育協議会第70回全国研究大会で、「さらしなの里」の魅力を二つのテーマで紹介するイベントを行いました(報告・大谷公人)

一つは初日の8日、全国から集まった先生たちを歓迎するアトラクションで、「姨捨伝説」の語り部でさらしなルネサンス理事の野本洋子さんと琵琶奏者の塚原佐久子さんによる弾き語りです。幽玄な琵琶の音色とよどみのない語りが会場内を包み,100人を超す参加者はお二人の世界に引き込まれました。

以下は参加者者の感想です。
「お母さんの優しさに胸を打たれ、涙が止まりませんでした。」

「姨捨山のお話は知っていましたが、更級の里の姨捨伝説のお話は初めて知りました。琵琶の音にのせて語る話に心奪われ、殿様のおふれに従い一度は母を山に捨てようとするも、母の無償の愛に母を背負い再び山を降りる姿がありありと浮かび涙がこぼれました。ありがとうございました。」

もう一つのイベントは、さらしなルネサンスの大谷善邦会長による「国宝『更級日記』とさらしなそば」と題した講座。最終日の10日、数学の全国大会の中では異色といえる文系講座として行われました。16人の参加者は数学の専門家ではありますがお話に興味深く聴き入っていました。

以下は参加者の感想です。
「京都から仙台まで「さらしな」が全国区であることが良くわかりました。帰りにじっくり味わって更科そばを食べて帰りたいと思います。」

「『さらしなの月』が地元発ではなく,京の都でつくられたイメージだったということが興味深かったです。『信濃の国』の4番。『しるき名所とみやびおが∼』と結びつき納得しました。

「はるか昔!高校生の時,国語の授業で知った「更級日記-菅原孝標の女(すがわらたかすえのむすめ)」に魅かれ,サロンに参加しました。素晴らしかったです。巻末の歌「月も出でて・・・」は、古今集の「わが心・・・」の本歌取りである。そして「更級日記」の由来を示すのであるという,エピローグは,さながら長編推理小説を読み終えた感じです。」

「更級日記の名前は知っていたが、内容について、その名前をつけた根拠に日本人の文化が重ねられていると言うこと、本当に感動しました。開会行事と最後のサロンがつながり、感慨深い大会になりました。お話をしていただいた大谷さん本当にありがとうございました。」

関連記事