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ボランティアガイドとして

楽知会 亀山正明さん

2007年4月にボランティアガイド活動を行う楽知会を仲間と一緒に立ち上げた亀山正明さん。
今日まで楽知会の中心的メンバーとして、団体の運営やガイド活動を積極的に行ってきました。
長年勤めた企業を退職しおよそ15年、今日までボランティアガイドを続けてこられた秘訣と、ガイドの楽しさ、そして楽知会としての日本遺産への関わり方と展望について伺いました。

月の都へのおもいを語る

楽知会を立ち上げた経緯について教えてください。

楽知会を立ち上げるキッカケは、市が2006年に開催した千曲市を知る講座でした。
そこで千曲市の歴史や文化について学ぶ中で “おもしろいな” “魅力をもっと多くの人に伝えていきたいな” と思い、講座終了後に参加していたメンバーと共に楽知会を立ち上げました。

亀山さん宅の本棚に並ぶ資料、ガイドの質を高めるための勉強は欠かさない

楽知会はボランティアガイド活動以外にもさまざまな取り組みをされていると聞きました。

ガイドの他に、千曲市の歴史文化について学ぶ講座を開催しています。
また千曲市内の小学校の地域学習の授業に呼ばれて、一緒にまちあるきをしたり地域の歴史や文化について伝たりする取り組みもしています。
小学生はみんなかわいらしいですし、私たちが子どもたちから教えられることもたくさんあります。なにより元気がもらえますね。

ボランティアガイドを軸に、長年さまざまな取り組みを楽知会では行っているんですね。
亀山さんは見た目も若々しく元気に活動を続けていますが、そのエネルギーはどこから湧いてきているのでしょうか。

ガイドをやっていてよかったなと思うのは、いろいろな人と出会えてお話ができることです。健康にもいいですし刺激にもなるので。
ボランティアガイドが元気の源です。

ガイドのやりがいについて語る亀山さん

楽知会の取り組みは、千曲市にとってどのような価値があると感じていますか?

私は旅に出かけるのが好きなのですが、新しい土地を訪れたとき、その地を楽しむために大切な要素が4つあると思っています。1つ目は観光、2つ目は食事、3つ目はお土産、そして4つ目が歴史ガイドや旅館の女将さんなど魅力的でおもしろい人です。
楽知会は千曲市でこの4つ目を担う団体だと思って活動しています。

1つ目の観光ではなく、亀山さんの中で楽知会の取り組みは4つ目の魅力的な人を担っているんですね。

ガイドするときに気を付けているのは、難しい話ばかりするのではなくて “印象に残るような話” をすることです。
難しいことは大学の先生に教えてもらったり自分で調べたりすればわかりますよね。でも、一緒にいてホッとするような空間は私たちにしかつくれません。
“おもしろいおっちゃんと会えてよかったな” “もう1度あの人に会うために千曲市に行きたいな” そう思ってもらえたら嬉しいです。

楽知会メンバーとの集合写真

楽知会がこれまで継続してきた取り組みは、日本遺産認定後の千曲市の魅力を発信するうえで鍵になりそうですね。

私たちは、これまでも多くの観光モデルコースをつくりガイドをしてきました。
今後も、日本遺産に登録された場所を楽しく巡れるようなコースを作ることで貢献していけたらと思います。

 

楽知会には亀山さんのように地域愛があり、歴史や文化への造詣も深く、第2の人生を楽しみながらガイドをしている方が30名近く所属しています。
千曲市内に限らず市街の方も講座を受けることでボランティアガイドになれるので、興味ある方はぜひWebサイトをご覧ください。

 

楽知会のボランティアガイドは個人で申し込むこともできます。ガイドを申し込む場合は下記ホームページをご覧ください。
きっとちょっと違った角度から月の都 千曲市の魅力に触れられるはずです。

 

費  用:ガイド1名につき2,000円(2時間以内・ 2名様~20名様までを対象とします)