1. HOME
  2. 投稿
  3. 注目のお知らせ
  4. とらやに行ってきました 中秋の代表風景「新更科」

とらやに行ってきました 中秋の代表風景「新更科」

 さらしなルネサンスが2023年に行った写真コンテストの「月の都賞」作品が、老舗和菓子のブランドとらや東京ミッドタウン店で展示され、見に行ってきました。とらやに江戸時代からある「新更科」という菓名の羊羹と、月の都賞写真のイメージがぴったりなので来客者に見てもらいたいと連絡があり、受賞者の中学生柏原光さんとご家族の了解を得て、展示が実現しました。

 この展示は、日本の伝統文化をとらやの和菓子とからめて紹介する「赤のちから―色に托す願い」という企画展の一部。柏原さんの写真がとらえた朝方の冠着山(姨捨山)の黒いシルエットと朝焼けの様子が、展示ケースの中に入った羊羹の切り口のデザインと色に重なります。羊羹の赤色は、深まる秋を象徴的に表したものだそうです。この写真を見た人は羊羹の味がさらにおいしくなるだろうと想像しました。

 とらやの羊羹は、日本の季節ごとの風景をモチーフにしたものが多く、「新更科」は中秋前後の限定商品。そのため、ちょっと残念ですが、写真の展示も10月初旬までだそうです。「買い求める方が大変多い商品です」と販売スタッフが言ってくれたのがうれしかったです。協力団体の一覧表には「さらしなルネサンス」も表記されていました。企画展「赤のちから」は2026年2月25日まで。(さらしなルネサンス・大谷善邦)

関連記事