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千曲市戸倉のセツブン草
直径2~3cmの小さな花、セツブン草は 「キンポウゲ科」に属する多年生草です。丁度 節分の頃に咲くことから名付けられた名前です。日本個有植物で絶滅危惧種でもあり、「千曲市指定天然記念物」「千曲市の花」など、沢山の肩書を持っています。
「キティパーク」から20分程登った戸倉群生地は、県内群生地の北限になりますが、近日来の温かさで今 一気に開花しています。
群生地帯は柵で囲まれ、見学者は周りを一周できます。見事に咲いて、花が粉雪のように見えました。
セツブン草の白い部分は実は「ガク」、黄色の部分が「花びら」です。一つひとつ見ると、形も色も様々です。
ガク(白の部分)幅が狭く先端がとがっているもの、ガク幅が広く丸みを帯びて重なり合うもの、ガクの数は5個のはずが、4個のもあれば、今年は2段重ねで10個(枚)以上のも見つけました。
昨年見つけた突然変異?の花は、今年は同じ場所にも見られませんでした。
代わりに、ガク(白の部分)が2段重ねで非常に個(枚)数が多く、且つ、花びら部分の色も黄色ではなく、緑っぽいのを見つけました。
丈夫に育って来年も群生地帯が広がるほどに咲いて欲しいものです。(ボランティアガイド楽知会)