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令7、稲荷山「祇園祭」

7月1日「結界張り」で厄払いをした稲荷山では18日から3日間「祇園祭」が行われました。

この夏祭りは、江戸時代に疫病退散を祈願して京都の祇園社を勧請(かんじょう)(=神社の神霊を分けて移し祭る)したことが始まりで、五穀豊穣と繁栄を祈願します。5町が順に当番町として祭りを仕切りますが、今年は「上八日町」が当番です。

「天王下ろし」ー治田神社から神輿を上八日町(当番町)に設置の御仮屋に遷座(せんざ)、また旧稲荷山信金跡地に四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)や劔竜を遷座します。夕刻には「神輿お魂入れ」の神事も執り行われます。

19:15~神輿渡御。 照明でひと際華やかに映る神輿が、大勢の掛け声とともに揺れ動く様に目を見張り、目前に迫る大勢の担い手の活気と熱気が伝わります。

20:00~勇獅子舞。 勇獅子は獅子の背布とお囃子・山車とが一体化してスケールの大きな獅子と化し大胆な動きで見物客を盛り上げました。子供獅子舞いも活躍です。

最後に神輿と勇獅子の競り合いもあって賑わいは頂点に。人、人、人でいっぱいです。

         

日中は稚児行列・千曲さざなみ太鼓・治田小金管バンドが催され、町中を渡御していた神輿は6時半頃、御仮屋に遷座。その後、勇獅子の行列も戻ってきて、御仮屋前で最後の踊りを披露です。

獅子舞が全て終わると、担い手の皆さんが互いに労をねぎらい讃え合う様子に心和みました。

御仮屋を出発
神社に向かう前に元町へ

「天王上げ」:神輿は御仮屋から「お魂抜き」で元町道祖神前へ進み、これが済む と治田神社の神楽庫に納められ、祇園祭は終了します。

天王上げでは、神輿が鳥居をくぐる前に、また町側に戻ると言う所作が繰り広げられ、祇園祭の名残りを惜しみました。

鳥居に向かう神輿
町に引き返す神輿
再度鳥居へ

本当に盛況でした。稲荷山の皆さんの団結心、結束力、心意気、郷土愛を垣間見た思いです。参加した今のお子さんたちが伝統あるこのお祭りを心に刻み、継承してくれることでしょう。(ボランティアガイド楽知会)

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