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「田ごとの月」童画家の展覧会

さらしなルネサンスが制作した「月の都千曲」ガイド冊子「The MOON CITY」で、田毎の月の童話の挿絵を描いた長野県千曲市の童画家たかおかひさえさんの作品展「天空のカフェテラス~ナギのひととき」が、同県小川村郷土歴史館(ふるさとらんど小川)で開かれています。

田毎の月の童話は、大分県の童話作家後藤楢根さん(故人)がカエルを主人公にして作った「田ごとの月」という作品。水を張った田にいて、自分の田に映る月が一番きれいだと思っていたカエルが、ほかの田にも同じようにきれいな月が映っているのに気づいて、物語が展開するお話です。

当会ではこの作品の面白さを、冊子の見開き2ページを使って紹介しようと発案。月の都の千曲市在住で童画をたくさん描いてきたたかおかさんに大きな挿絵の制作を依頼しました。出来上がった絵は、一つ一つの田でカエルたちがそれぞれ自分のスタイルで見ずに映る月を楽しんでいる様子が童話タッチで描かれています。

展覧会では、この挿絵の原画のほか、2023年の第49回現代童画展で入選した「天空のカフェ」など計38点が展示されています。「天空のカフェ」は展覧会のポスターになっているもので、北アルプスも望める小川村にとっても、ぴったりの作品です。「ユキヤナギふわふわちゃん」というたかおかさんのオリジナルキャラクターの描き分け作品も見どころです。(大谷善邦)

たかおかさんを紹介した新聞記事もどうぞ。

http://sarashinado.com/plus/2023/01/24/takaokasan/

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