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「大池百八灯」

毎年 8月16日、 千曲市八幡大池地区では初代松代藩主・真田信之の妻「小松姫」を供養する行事が、「大池百八灯(ひゃくはっと)」として継承されています。「小松姫」は徳川家康の養女で、この地は信之に嫁いだ際に幕府より与えられた土地ですが、小松姫没後、1622年に建立された小松姫の菩提寺「大英寺」(松代)の領地となって以来 行われるようになりました。

当日は、一本松峠に向かう街道沿いに、ひと際大きな灯(塔)がたち、その先にワラを束ねた灯がずっと立てられています。

灯は全部で108灯ー煩悩の数ーです。

               

夕暮れ7時過ぎ、上部から順に ワラ束の送り火が点いていきます。

                

最後に大きな塔に点火されるとパチパチ音を立てて赤々と空高く燃え上がります。何ともダイナミックで迫力ある送り盆の習わしに深い感動を覚えました。

送り火と、遠く善光寺平の夜景。

400年も続くこの伝統的な行事は平成 27 年、市の無形民俗文化財に指定されました。(ボランティアガイド楽知会)

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