1. HOME
  2. 投稿
  3. 注目のお知らせ
  4. 再開館した「蔵し館」

再開館した「蔵し館」

3年振りに再開館した稲荷山宿「蔵し館」をゆっくり訪ねてみました。「蔵し館」は幕末から明治にかけて栄えた生糸輸出の先駆者、松林家の邸宅(修復・再生)と、土蔵が資料館として公開されています。

江戸時代、北国西街道「稲荷山宿」として発展した稲荷山は、明治期にも商業が発展し多くの商家が立ち並びました。

蔵し館」主屋の外観北側

往時の建築の特徴が沢山見られます。

繁栄を誇示する「鬼瓦」 ②瓦屋根

③折り釘(壁に取り付けたL字型金具)

④袖うだつ(隣家からの延焼を防ぐ)

⑤なまこ壁(防耐火と共に経済力を示す)

「蔵し館」主屋正面から中へ。

「蔵し館」主屋1階、大まかな間取り

1⃣「くぐり戸」の入口
2⃣土間の左手「受付」、右が「帳場」
3⃣帳場と奥の居間
4⃣いろり部屋の西は台所、庭と続く
5⃣中座敷の西は奥座敷、畳縁側、庭と続く
6⃣奥座敷から中座敷を見る、その奥は居間に続く

蔵し館2階

1階の、店と居間の上が2階。

天井が低く、東側正面は格子窓。

商品保管、遠来客接待、宿泊、 奉公人部屋などに使われました。

主屋西出口から土蔵へ

7⃣ 主屋の奥、西の出口、バリアフリーです
8⃣ 土蔵への道、左はトイレ(突き当りに土蔵がみえる)
土蔵手前の池庭

土蔵「資料館」

主屋西側の2階建て土蔵は、南北に細長く主屋間口よりも長い。中央から南北に階段が設けられています。

土蔵西側外観、奥に蔵し館主屋が見える
9⃣土蔵東側外観、手前は井戸

土蔵内は、稲荷山の歴史とそれらを偲ぶ懐かしい品々が所狭し と並び、商いや暮らしの様子を物語ります。また、祇園祭の露払いとして造られた四神(四方を護る神)も展示、保管されています。

土蔵入口
稲荷山の変遷
歴史を刻む写真の数々
往時の商家の看板いろいろ
昔の生活日常品の数々
土蔵北側一面に並ぶ四神

「蔵し館」はギャラリーと言うより、建物自体を紹介する要素が強く、かつての稲荷山商家の特徴を沢山垣間見ることが出来ます。また土蔵の資料は、稲荷山の歴史を文章・地図・写真・生活用具など、様々な角度から伺い知ることが出来ます。まさに稲荷山歴史資料館と呼びたいです。(ボランティアガイド楽知会)

関連記事