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令6.11姨捨ペットボタル夜景
姨捨棚田の夜景ライトアップが今年も見られます。地元の小中学校の生徒さん達が制作かつ設置したペットボタルが、歌川広重(江戸時代の浮世絵師)によって描かれた憧れの「田毎の月」を再現しています。会場への道は 現在、長楽寺「月見堂」修復工事の関係で、例年と違い「新雲井橋」から棚田へ向かいます。
日中の棚田風景。 期間中はペットボタルが畦道に50cm間隔でズラリと並びます。
ライトアップ夜景の入り口(新雲井橋)から棚田へ向かう細い道もペットボタルの照明が誘導します。
普段 夜は真っ暗な棚田ですが、ペットボタルの幻想的な光ラインと、遠く善行寺平の照明とがコラボして、雄大で美しい華やかな夜景が広がっていました。現実ではあり得ない「田毎の月」(田毎に月が一斉に映る現象)を、この小さなペットボタルが見事に表現しています。次第に、ゆるゆると、いつの間にか色が変わるのにも目を見張りました。15分毎に4色に色変化です。
ペットボタルは年々数が増えて、今回は標高の高い側(姨捨駅方面)の棚田にもスポットが当たりました。
この憧れの「田毎の月」再現は、過去にも色々試されましたが、到底不可能と感じていました。休耕田を利用して、こんなに雄大にあっさりと夢が再現され、文明の恩恵と共に小中学校の生徒さん達のお力に感謝、感謝です。(ボランティアガイド楽知会)