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(千曲)市の花・セツブン草

「市花」で天然記念物のセツブン草が見頃、と聞いて出かけました。戸倉キティーパークから歩いて行きます。林道にはまだ雪が残っていそうなので、今年も駐車場でレインシューズに履き替えて出発です。

蛇行した坂道
自在神社鳥居
神社へ行く階段
天狗の松

徒歩約20分で群生地に到着。群生域は柵で囲まれ、柵の外は一周できます。

標高は 480m~505m

セツブン草は直径2~3cmの小さな可憐な花ですが、丁度 節分の頃に咲くので「セツブン草」と言われます。キンポウゲ科に属する多年生草。日本個有植物で絶滅危惧種ですが、ここは県内の北限群生地だそうで、改めて丈夫に育って群生してほしいと思いました。

そして、驚いたことに、花びらに見える白い部分は実はガク片です。黄色い密腺が、退化した花弁だそうです。

ガク(白の部分)の数は標準5個ですが、4個や八重のもあります。ガク片の形も様々です。

ガク幅が狭く先端がとがっているもの
 ガク幅が広く丸みを帯びて重なり合うもの

そして、ご覧のように突然変異?も見つけました。

小さな花ですが、独特の葉形と共に見飽きません。山の爽やかな空気のもと、冷たい風が吹いても精一杯、凛として咲いている・・・学ぶことが多いですね。(ボランティアガイド楽知会)

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