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冬の夜「田毎の月」

国の名勝「姨捨の棚田」は絶景ではあるものの、夜、特に冬の夜は真っ暗です。が、今年は「信州さらしな田毎の月プロジェクト」の人々によって1月末からライトアップされたと知り、出かけてみました。

              

夕暮れ時、暗くなるとライトが点灯します。遠く善光寺平の夜景とコラボして、何とも雄大でドラマチックな風景です。

一つひとつの田んぼには 「月」に見立てた黄色(→白)のライトが光ります。正に「田毎の月」です!

本来、「田毎の月」とは、目を向ける田んぼ毎に月が映る情景の表現かと思われます。 水を張った沢山の田んぼに、月が同時に一斉に映ることはないのですが、歌川広重の浮世絵には全ての田んぼに月が描かれていて有名です。この強い願望にも似たロマンあふれる「絵」をヒントに、あこがれの摩訶不思議「田毎の月」の実現ですね。

さて、このライトの正体は?

「ペットボタル」と呼ばれるLEDライトでした。雪に埋もれて雪の中からほんのりと光っているライト、雪から顔を出しているライトもその反射で殊の外 鮮やかに華やかに光って見えました。

                   

    

棚田の畦(あぜ)が、この「ペットボタル」で囲まれ、赤紫・青・緑など幻想的に色が切り替わります。囲まれた田んぼは約60枚ということですが、広範囲に及ぶライトアップのスケールにも感動しました。

ペットボタル」は、太陽光パネルで発電し、蓄電によって夜になると自動点灯する仕組みです。これら約3800個は、地元の小中学生が 製作し、かつ設置したということです。未来を担う子供達が一端を担い、環境をも見据えながら文明の機器を駆使し、古代人のロマンを壮大なアートに切り替えた、何とも素晴らしい素敵な企画だと思いました。

点灯は3月19日迄なので、今後、雪のないライトアップ「田毎の月」も見られると期待しています。

(ボランティアガイド楽知会)

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