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上田市の日本遺産巡り(3)

『日本遺産「月の都 千曲」ガイド養成講座』の一環で、11月15日、上田市の日本遺産文化財を巡るバスツアーがありました。ブログ(1)(2)に続き今回(3)は、その後に訪れた別所温泉 ⑤北向観音堂、⑥安楽寺の文化財をまとめました。(写真:安楽寺八角三重塔)

⑤北向観音堂 14:10着 (上田市別所温泉)

平安時代初期に慈覚大師が開いた霊場で、長野市の善光寺と向き合うように本堂が北向きなので、この名がついたと言われます。両方にお詣りしないと「片詣り」と言われ、その謂れを伝える「善光寺地震絵馬」は有形民俗文化財です。境内の「愛染カツラ」の大樹は、今の時期、すっかり葉が落ちていました。が、この木も北向観音厄除霊木として、日本遺産構成文化財の仲間(市指定文化財)です。

北向観音参道入り口

北向観音堂

善光寺地震絵馬

愛染カツラの木

⑥安楽寺 14:40着 (上田市別所温泉)

安楽寺は信州で最も古い禅宗のお寺です。「八角三重塔」と「和尚座像」が日本遺産構成文化財です。

❶黒門は安楽寺境内の入り口で、安楽寺の山号、「崇福山(そうふくざん)」の扁額がかかっています

❷山門に向かって階段登り

❷山門をくぐって、、、

安楽寺本堂

八角三重塔 【国宝】(「国重要文化財」の中で特に重要なもの)

安楽寺の裏手にあり、鎌倉時代(1290年代)に建てられた日本で唯一の八角三重塔(木造)。長野県の「国宝」第一号です。

一見、四重に見えますが初重は「もこし」という「ひさし」だそうです。中国宋時代の禅宗様(唐様)様式の建築で、詰組が見事な上、どっしりと崇高な構えの塔です。山の麓に8世紀もの年月を経て建っている建物だと思うと、その深さや重みに感銘します。

市観光観光会館 16:10着

安楽寺を3:30頃に出発して、観光会館には16:10着。

当日は沢山歩いて少々バテましたが、行く先々のコースで、ガイドの方が2人位ずつ待機しておられ、各場所で様々なガイドさんから説明を聞くことができました。ガイドの層(人数)が厚いという印象でした。今後とも、お互いに助け合い交流しながらガイド活動できればと思ったことです。(写真右は当日乗ったバスです)

(ボランティアガイド楽知会)

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