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月待ち行事「二十三夜塔」

千曲市稲荷山、治田神社の鳥居近くに「二十三夜」の石碑ー「二十三夜塔」ーがあり、有形文化財となっています。この類の碑は市内にあちこち点在するものの、殆どが記念碑としてあるのみで行事は行われていません。 が、稲荷山「二十三夜塔」前では、今年も10月24日(日)に祭事が行われました。

稲荷山「二十三夜塔」場所

(手製「稲荷山ガイドmap」より)

10月24日はお天気に恵まれ、大勢の人達がお参りに訪れました。 当日の祭事世話役(監事)は2つの地区の組長です。 また、祭主は氏子総代長が務めます。

かつては、地域の人々が「月の出」を待って供え物を供え、飲食を共にするそんな講仲間による行事でした。その講中が供養として建てたのが「二十三夜塔」です。現在は午前中(10時~)の神事として引き継がれています。

玉串は世話役地区の区長、組長(監事)が受けました。そして祭祀の終りには、子供達にお供えのお菓子が配られました。

玉串を受ける世話役
お供えのお菓子をもらった子供達

地道に 古くから脈々と引き継がれているこの神事。参加している笑顔の子供達を眺めながら、彼らにこの文化を絶やさず受け継いで行ってもらいたいなあと願ったことです。(ボランティアガイド楽知会)

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