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新曲「姨捨の月を見に行こう」

「月の都」のガイド冊子をお披露目する集会と、千曲市出身の熊木杏里さんによる記念コンサートは4月15日、あんず大ホールで盛会に行われました。

 お披露目集会では、冊子のタイトルを「The MOON CITY」と英語にした理由をはじめ、月の都の根拠、姨捨の棚田の成り立ち、田毎の月のメカニズム、月をテーマにした異文化理解など、内容の見どころ・読みどころを大スクリーンに映して紹介しました。

 15分の休憩をはさんで、熊木さんのピアノとギターそれぞれの弾き語りがありました。熊木さんは今回、月の都となったふるさとに思いを寄せた新曲も披露してくれました。曲名は「姨捨の月を見に行こう」。この冬、ご両親と祖父母のいる千曲市に帰省した際、熊木さんのお子さんの子育てをめぐってお父さんと「親子げんか」となって話がしにくい状況になっていたことが、曲づくりのエピソードになっているそうです。しかし、お父さんの車で長楽寺に一緒に行って、同じ月を見ていると…。

 そのようなエピソードを知り、ピアノ演奏による歌詞を聞いていると、一つの月を一緒に見ていると関係が自然に作り直されるのだな感じました。戦争をしている今の国々の政治家にも聴いてほしいと思いました。

 お披露目集会とコンサートの様子は、ケーブルテレビで放送される予定です。(さらしなルネサンス 大谷善邦)

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