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伝統的建造物「山丹」見学

明治・大正にかけて県内屈指の呉服商として栄えた稲荷山の「山丹」は、建物がしっかり残されていて「重要伝統的建造物」に指定されています。この度、当主のご厚意により外観と共に内部も見学させていただき、掲載の了承を得ました。

「山丹」西側の外観街道に面して 重厚な土蔵(店蔵)と母屋が建ち並びます。

特徴ある土蔵の土戸、母屋の格子

・「山丹」南側の外観

間口の広い山丹ですが、敷地は街道に面して短冊形で、裏(奥行)も東に向かって非常に長く、生活用の蔵や中庭、そして ひと際大きな蔵に続きます。水害対策でしょうか、蔵は高い石垣が土台になっています。

母屋裏の中庭と 蔵の数々。

「山丹」東側の外観ーどっしりと風格ある蔵が 周りを圧して目に飛び込んで来ます。

この蔵は搬入の品を仕分けして店頭に出す為の蔵でした。非常に保存が行き届いていて、1階には往時を偲ぶ品が残されています。

2階への階段を上ると、広い床の真ん中に辿り着き、階段(空間)は木の蓋で覆うことができます。

蔵の広さ、天井の高さ、梁の見事さに、活気ある商人や使用人の息吹を感じ、山丹の経済力と繫栄ぶりが伝わります。貴重な体験でした。(ボランティアガイド楽知会)

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